DX戦略
当社を取り巻く環境と経営の方向性
昨今のIT技術革新に伴い、不動産業界を取り巻くビジネス環境も大きく変化してきております。
当社はテクノロジーの力で不動産業界の健全な成長・発展を促し、多くの人が幸せを実感できる社会を実現することをミッションに掲げ、不動産ビジネスの新時代を拓く「データプラットフォーマー」を目指しております。
当社ではそれらの実現のために、テクノロジーやデジタル技術をもちいたプロセス改善やそれらを扱うための教育体制の構築、不動産に関わるデータ資産、システムの活用度やDX浸透度の可視化をおこないます。
それを元にデータドリブンな意思決定をおこない業務改善、業務効率化や新たな事業を創りだしていきます。
自らの進化・変革の方向性として「顧客満足度向上」「業務プロセス効率化」「革新的事業の創造」「デジタル人材の育成・確保」「情報セキュリティのリスク管理徹底」という5つの基本方針に基づくDX戦略を掲げ、この達成に積極的に取り組んでおります。
代表取締役社長 小野 貴広
取締役CTO 渡邊 瞬
当社のDX戦略
当社のミッション・ビジョンを達成する為にも、デジタルトランフォーメーション(DX)戦略における基本指針として以下を掲げております。
- 最新のデジタル技術を活用し、顧客満足度向上に繋げる
- 最新のデジタル技術を活用し、業務プロセスを効率的に変革する
- 最新のデジタル技術を活用し、様々な革新的な事業を創り出していく
- 最新のデジタルを活用できる人材を積極的に採用・育成する
- 最新のデジタル技術を活用し、情報セキュリティのリスク管理を強化する
DX戦略を実現する組織・体制
<当社組織図>
当社のDX戦略を具現化する為にプロダクト部内にグロースセクションというセクションを発足しました。同部署は、部門横断的に全社のDXを推進する事を目的としており、新しいテクノロジーやデジタルツールを活用した業務プロセスの構築や全社のデータ活用等の具体的な施策の立案及び推進や全社員を対象としたDX研修を行っております。
DX人材の育成・確保に関して
前述の部門横断的なDX推進する組織だけでなく、全社員がDXに積極的に取り組み、DX人材を積極的に新規採用するだけでなくDX人材力の育成を図る為にその専門性を高める資格の取得や研修受講を推奨しております。ついては社内規定に基づき、資格取得に関わる費用だけでなく。その教育にかかる費用も会社負担で支援しております。
DX戦略を実現する環境整備の取組
DX戦略を実現する環境整備への取組として具体的に以下を実施しております。
- コミュニケーションツールやクラウドサーバー導入による円滑な情報共有体制を構築
- RPA、BOTを利用した業務効率化
- リモートワークの従業員へのリモート手当の支給
- BIツールをはじめとしたデータ分析基盤の提供によるデータの民主化
DX戦略におけるデータ活用方針
- 当社不動産データベースと水道・電気・ガスなどのインフラや保険・保証など外部サービスとの連携による、ペーパーレス化やWEBでの申込完結を実現し、不動産会社・入居希望者・サービス会社の利便性を高めた仕組みづくり。
- 不動産業務の戦略サポートとして当社に集約した不動産データベースを基に、エリア別の成約賃料や間取・築年数別での契約率といった分析データの販売。
DX戦略の成果指標
1)DX人材育成に関する指標として2025年末までに非ベンダー系DX関連資格の保有率を全社員の60%以上とする。またベンダー計DX関連資格の保有率を10%以上とする。
※参考)2023年4月現状:役職員254名中、非ベンダー系DX関連資格保有者数121名、ベンダー系DX関連資格保有者数12名
2)業務効率化・顧客満足度向上の成果としての経営指標としてビジュアルリサーチは、2025年末までの中期経営計画において、主力の賃貸管理システムに関して以下の指標を中期経営目標としております。
- 管理戸数1,000戸以上の管理会社様における導入率50%以上
- 管理戸数1,000戸未満の管理会社様への導入社数5,000社以上