賃貸売上の向上について/第九回

不動産コラム

今回は、「賃貸売上の向上」というテーマでお話ししたいと思います。

賃貸売上の向上について

1.売上内訳の構成の確認

売上内訳の構成の確認

まずは、現在の売上の内訳を確認しましょう。賃貸売り上げの場合、主な内訳は以下のような項目になります。

1、仲介手数料
2、広告料
3、各種手数料(保険手数料、夜間サポート、家賃保証サービスなど)
4、工事売上(原状回復、リフォーム工事など)

確認したら契約件数で割り、1件当たりの「平均売上単価」を算出します。

2.仲介件数を増やす

仲介件数を増やすために必要なことはなんでしょうか。営業社員のスキルアップを考える前に、まずは「商品量」「商品力」「情報量」の3つを押さえることが需要と考えます。

1、商品量

自分がお客様になった場合を想定しましょう。電化製品を買う場合、商品の種類が多いお店のほうがもちろんよいに決まっています。不動産も同じです。品ぞろえが多い不動産屋のほうが間違いなくお客様は来るのです。
商品量を増やすためには、インターネットや他社から物件情報を仕入れ、その地域で賃貸物件ならすべて把握していると言えるような状況を目指しましょう。
スタッフの人数にもよりますが、仕入の専任担当を置くのもよいでしょう。

2、商品力

商品量が増えたら、次に商品力を上げましょう。いくらたくさん商品があっても商品の質が悪かったら誰も買いませんよね。
仕入れをした商品を品質順にグループ分けをし、品質が悪いものは家主へリフォームの提案を行うなど、積極的にグレードアップの提案をしていきましょう。簡単ではないかもしれませんが、工事売上のアップに繋がる重要な仕事です。また適正な家賃の見直しも同時に行います。

3、情報量

商品量、商品力が整ってきたら、次に重要なのは情報量です。電化製品を買いに行ったときに店員さんに全然知識がなかったらどうでしょうか。不動産も同じです。営業担当者は商品に関する以下の情報を徹底的に覚えましょう。

・建物本体の情報(築年、構造、ベランダの向き、リフォーム済かどうか)
・建物周辺の情報(学区、病院、最寄駅、スーパーなど)
・比較する類似物件

物件資料を見なくても答えられるようになるとよいですね。

3.「平均売上単価」を増やす

平均売上単価を増やすためには、仲介手数料や広告料だけではなく、商品売上を増やすことで手数料売上を増やすことが重要です。
もしみなさんの会社の商品売上が多くないのであれば、以下のような商品を取り扱っている業者などに問い合わせをして手数料の高い商品を増やすなど検討してみてください。

・保険手数料
・家賃保証サービスの手数料
・緊急対応サービスの手数料
・NHK視聴料の取次手数料
・インターネットやケーブルTVの取次手数料

一覧へ戻る

不動産コラム

slider

不動産業界におけるコンプライアンスチェックの重要性を考える/第五十一回

不動産IT技術研究所

コラム

slider

2024年4月からの相続登記の義務化を解説。罰則や義務化の背景も紹介/第五十回

不動産IT技術研究所

コラム

slider

地震被害に備える。賃貸不動産会社の役割や備えるポイント/第四十九回

不動産IT技術研究所

コラム

slider

不動産取引にも活用!本人確認サービスが徐々に広がっている理由/第四十八回

不動産IT技術研究所

コラム

slider

インボイス制度の施行迫る!賃貸業界への影響を解説/第四十七回

不動産IT技術研究所

コラム

お問い合わせ

telお電話でのご相談

総合窓口

03-6826-1120

受付時間:10:00〜12:00、13:00~18:00
月曜日~金曜日
(土・日・祝日・ゴールデンウィーク・夏季・年末年始休業を除く)

家賃保証サービス

050-2018-0084

受付時間:10:00〜12:00、13:00~16:00
月曜日~金曜日
(土・日・祝日・ゴールデンウィーク・夏季・年末年始休業を除く)

mailメールフォームでのお問い合わせ

メールフォームへ

ご質問、ご相談など、お気軽にお問い合わせください。

ページトップへ

Google Partner
DX認定
SGS ISMS-AC